北は北海道、南は九州から、四国、大阪から400余名が参加
明治百五十年にあたり、背景に明治の残映から始まる三島先生の傑作『春の雪』(『豊饒の海』第1巻)を中心としたシンポジウムなど多彩なプログラム、恒例の「憂国忌」が盛大に厳粛に執り行われた。 。
東京は快晴の空、平成三十年十一月二十五日(日曜)午後二時から永田町の星陵会館大ホールにおいて、北は北海道、南は九州から、四国、大阪から400余名が参加した
会は総合司を三島研究会の菅谷誠一郎事務局長、開会の挨拶を代表幹事の玉川博己が努め、最初の舞台中央は『春の雪』の名場面の朗読が女優の村松えり、『天人五衰』最後の場面朗読を村松英子さんが、大熱演。会場はシーンとなった。
シンポジウム「『春の雪』をめぐって」はパネラーを小川榮太郎、富岡幸一郎、松本徹の三氏、司会を上島嘉郎(『正論』前編集長)という構成で、一時間半の大熱演討論となった。
つづいて追悼挨拶にたったのは中西哲(参議院議員)で演題は「憲法改正の時が来た」。感動の余韻の中、全員で「海ゆかば」を斉唱した。