没後三十八年「憂国忌」が盛大に厳粛に寒さを吹き飛ばし熱衆が靖国の麓にあつまりました
平成二十年十一月二十五日、三島由紀夫氏追悼会「憂国忌」は三十八周年のご命日に開催されました。 会場の九段会館は開場前の午後五時四十分頃には席が満杯となり、補助椅子を足しても座りきれず、立ち見の方もでました。
入場前に参加者一人一人がロビィにしつらえた祭壇に菊花で献花しました。会場内では西尾先生の新著サイン会(瞬く間に百部完売。西尾幹二『三島由紀夫の死と私』(PHP) 会はプログラム通り、定刻六時に開会し、最初に全員で黙祷、発起人の献花。つづいて三島由紀夫研究会を代表して正木和美さんと、愛知県から駆けつけた鈴木方人さんが参加者を代表して献花し、全員が起立一礼しました。
開会の辞を山中湖三島文学館館長の松本徹氏、ひきつづき西尾幹二氏の記念講演は90分の熱弁を振るわれました。
閉会の辞を文藝評論家の富岡幸一郎氏。司会は岩田温氏がつとめました。 閉会後、場所を同館地下の「有明」に移動しての直会が行われ、献杯を井尻千男教授、神戸から駆けつけた石平さんが挨拶、さらに追悼の挨拶を堤堯氏、水島総氏、西村幸祐氏、藤井厳喜氏ら。三島研究会を代表して後藤尚二氏が決意表明を行い、最後を正論の会の三輪和雄氏が締めくくりました。このほかに出席の発起人は田中英道、井川一久、篠沢秀夫、玉利斉、山崎行太郎の各氏でした。
なお会の模様は11月27日付け「産経新聞」社会面の「集う」コラムにカラー写真入りで紹介されました。