平成15年11月25日、文豪・三島由紀夫氏を追悼する追悼会 憂国忌は折からの冷雨にも関わらず、今年も会場の九段会館を満杯にして厳粛な雰囲気で執り行われました。
まず最初に全員で一分間の黙祷、ついで「開会の辞」を発起人を代表して文藝評論家の松本徹氏が登壇され、「あまつちを動かす」という文学の力の大きさに附いて述べた。
献花の儀は井尻千男氏、藤井巌喜氏(評論家)、篠沢秀夫氏(学習院大学教授)、細江英公氏(写真家)、中村彰彦氏(直木賞作家)らが続いた。
記念講演は政治評論家、文藝評論家として気鋭の遠藤浩一さん。演劇を巡ってライバル関係にあった三島と福田恒存を厳密に比較し、演劇論の本質を語った。
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