第34回「憂国忌」の御報告


氷雨降るなか、三島氏追悼会「憂国忌」が厳粛に開催されました


 文豪・三島由紀夫氏を追悼する第34回「憂国忌」は折からの冷雨にも関わらず、今年も会場の九段会館を満杯にして厳粛な雰囲気で執り行われました。

 まず最初に全員で一分間の黙祷、ついで「開会の辞」を発起人を代表して文藝評論家の松本徹氏が登壇され、「あまつちを動かす」という文学の力の大きさに附いて述べた。
 献花の儀は井尻千男氏、藤井巌喜氏(評論家)、篠沢秀夫氏(学習院大学教授)、細江英公氏(写真家)、中村彰彦氏(直木賞作家)らが続いた。

 記念講演は政治評論家、文藝評論家として気鋭の遠藤浩一さん。演劇を巡ってライバル関係にあった三島と福田恒存を厳密に比較し、演劇論の本質を語った。


遠藤浩一氏

福田恒存は自ら演出もしなければ演じにくい戯曲ばかり、対して三島は台詞が豊饒で役者がみんな演じたくなる戯曲だった、と遠藤浩一さん。

黙祷
記念講演の前に参加者全員で黙祷

古賀俊明氏

両烈士の祭壇
懇親会で三島さんを追悼する古賀俊明(東京都議会議員)と両烈士の祭壇

 ことしも憂国忌懇親会の会場には、あの事件当時、まだ学生だった世代が目立つが、当時生まれていなかった若者達も全国から集まり、決意を新たにした。ことしも若い女性の参加者が増えて、際だった憂国忌の特徴をしめした。

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